2025年10月2日付オンライン国際研究広報「EurekAlert!」に本学の柴田哲男先生（生命・応用化学）の研究成果が掲載されました。

柴田教授らの研究チームは、フッ素系高分子PTFE（ポリテトラフルオロエチレン）を常温常圧の穏和な条件で分解する新しい方法を開発しました。ナトリウム分散液を用いたこの手法では、最大97%のフッ化物イオン回収が可能。従来の高温処理や複雑な薬剤を使わず、環境負荷を大幅に軽減できる革新的な技術です。PFASなど他のフッ素化合物にも応用可能で、フッ素資源の循環と持続可能な未来に貢献します。

リリースタイトル：Towards efficient room-temperature fluorine recovery from fluoropolymers
論文タイトル　：Room-temperature defluorination of PTFE and PFAS via sodium dispersion
掲載ジャーナル　：Nature Communications
DOI　　　　　　：10.1038/s41467-025-61819-6 

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